売上の8割は、2割のリピーターによって作られている
たくさん売れたらいいなー!
これは全ての商売人が願うことだと思います。飲食店の場合だと、多くのお客さんにお店にご来店いただき、たくさんオーダーしてもらわないと、経営が成り立ちませんから死活問題です。
パレートの法則っていう言葉をお聞きになったことはありますか?
イタリアのヴィルフレド・パレート(Vilfredo Pareto)さんっていう方が発見された法則なんですが、パレートさんは、19世紀後半に、イタリアの所得分布を研究した際「8割の資産は、2割の富裕層が握ってる」っていうことに気付いたそうです。
この分布パターンについて他の分野でも研究されていった結果、いろんな状況下においてもこれと同じパターンの現象が起きていることもわかってきて、「パレートの法則」と呼ばれるようになりました。
「パレートの法則」以外の呼称として、8体2であることを表した、
80:20の法則
20:80の法則
8:2の法則
2:8の法則
とかっていう表現で使われてたりもします。そしてこの法則は、商売の売上にも当てはまり、
売上の8割は、2割のリピーターによって作られている
ということが、ビジネス書なんかに、わりとよく出てきます。
ぴったり8:2になる、という具体的な数値を保証するものではありませんが、「リピーターさんを大事にすることの重要性」を理解するための参考指標として、覚えておかれて損は無いと思います。
実際に振り返ってみると、弊社の売上もだいたいそれぐれらいの比率になってます。
スターバックスは、いつも目新しいビバレッジメニューを出してるので、ついつい季節モノのやつを頼んでしまいますが、「○○ラテ」を飲んだあとに毎回思うのが、
「まあまあ美味しかったけど、
次行った時はやっぱりいつものチャイティーラテかアールグレイティーラテにしよう」
これです。ほんっまに毎回思います。
じゃあもう期間限定のやつ、注文せんかったらええねん。っていうぐらい、毎回同じことを思っています。
そやけど、めっちゃ美味しそうな期間限定メニューの案内がLINEに届くたびに、
「へー!どんなんやろな?またどうせいつものごとく、
チャイティーラテにしといたら良かったって後で思うかもしれんけど、
いっぺん注文してみよかな」
って思てまうんです。笑
毎回、思う「のに」限定のんを注文してまう。
さらには、やっぱりいつものチャイティーラテを飲み直しするために、
わりとすぐの後日、再度スタバに行ってまう。
思い切りスタバの狙い通りの行動をしていると思います。(;゚;ж;゚;)ブッ
しかし、中には、キャンペーンメニューから定番メニューへと出世する場合もあります。
私の記憶が正しければ、抹茶ラテやキャラメルマキアートも、初めは季節限定商品としてスタバに登場 → めちゃくちゃ好評であったため → 定番メニューになったはずです。
こういった大企業の戦略は、どのジャンルの飲食店にも応用できます。
飲食店が新メニューを出す目的とメリット
飲食店が新メニューを出す目的はざくっと分けると次の3つだと思いますが、いずれもメリットはいっぱいあります。
- 新規のお客さんを獲得
- 常連さんを飽きさせない
- 売上単価を上げる
この3つの狙いがあります。それぞれをもうちょっと深掘りして、例えばですけど、あなたのお店がお好み焼き屋さんで、新メニューが「ケバブお好み焼き」であると仮定して考えてみるとこんな感じです。
- 新規のお客さんを獲得
まだ一度もお店に来たことがないAさん。
あなたのお店はAさんの通勤ルート上にあるため、Aさんはあなたのお店を知ってます。けどもAさんは、わざわざ食べに行くほどお好み焼きが好きではない。
しかしある日、Aさんが仕事帰りにあなたのお店の前を通ったとき、玄関に「期間限定!ケバブお好み焼き」っていうポスターが貼ってあるのを発見。
Aさんは、大のケバブ好き。豚玉、イカ玉、デラックスという王道メニューにはそそられなかったAさんも、ケバブお好み焼きは気になってしゃーない。
「なんやなんや?!この店ケバブお好み焼きやってるんや。
お好み焼きにケバブってどんな味やねん?!いっぺん食べてみよかな」
と思ったAさんにお店に入ってもらう。これが狙い!
- いつも来てくださってる常連さんを飽きさせない
しょっちゅうご来店くださるBさん。
あなたのお店の豚玉と生ビールで一杯やるのがBさんの楽しみ。Bさんがお店に来られたとき、「期間限定!ケバブお好み焼き」のポスターを見て、
「なんやこれ?!豚玉の豚の代わりにケバブ入ってんの?!
今日はいっぺんこれも頼んでみるわー!笑」
とBさんに楽しんでもらう。これが狙い!
いくら、めちゃくちゃ美味しいものでも、しょっちゅう食べてると当たり前になって慣れてしまい、いっぺんちゃう店行こかいな~と、よそのお店に浮気されてしまう…!
|ू ‘ᾥ’ )ギリッ
ってことになるのを防ぐために、常連さんを飽きさせないための変化、進化。
- 売上単価を上げる
「ケバブお好み焼き」という新メニューを出すことで、
一見さんのAさんにお店に来てもらうのは、そのまま売上UPにつながりますし、
「ここ美味しいやん~」って思ってもらえたら、また次も来てくださるかもしれません。
いつもは豚玉(大)1300円を注文してくれる常連さんのBさんが、
「なんか珍しいもん出してるやん!
今日は豚玉の大にせんと、普通のサイズ2種類にするわー」
と言って、ケバブお好み焼き(並)1000円 と 豚玉(並)900円ってかんじで2品注文してくださるかもしれない。そしたら600円の売上UPです。
大手企業がやってる戦略を、あなたのお店で取り入れる方法のひとつ
色んなお店のキャンペーンメニューって、いつもの定番メニューが今だけお得!(安い)っていうパターンもありますけど、わりと割高なものも多くありますよね。
キャンペーン、期間限定を上手く使って新メニューを出し
↓
お客さんの反応を見て
↓
コレいけるな!と思ったら定番化
という大手企業の飲食店チェーンがやってる戦略を、自分のお店でも実践するには。
・マーケティングリサーチ
・メニューを開発して試作
・モニターを実施してフィードバック
・完成した新メニューのレシピ化
・材料や器具の仕入れルート選定
・売価の値決め
・販売戦略を考える
・広報宣伝
そら大企業やと、それぞれに専念するだけのマンパワーがあるからできるやろうさ。っていう、ものすごい高い壁があるように感じますけど、戦い方が変わるだけで、やってやれないことはない!
むしろ大企業だと、石橋を叩いて叩いて割ってしまい、新案自体がボツになるなんてこともザラにありますが、中小飲食店の強みは、なんといっても小回りが利くこと。
自分が出した案、ええ感じのとこまで進んだものの上層部に蹴られてポシャってがっくし。ってことは無く、オーナーシェフが「やる!」と決めたらやれるというのが特権であり、最高に面白くてやりがいがあります。
大手には負ける ではなく
大手にはできないことで勝負や!!!
これを楽しんでいるオーナーシェフのあなたにこそ、みやこ・けばぶを上手く使っていただきたい。
みやこ・けばぶの業務用チキンドネルケバブを、新メニューとして導入するためにかかる準備コストはゼロ!
ケバブマシーンを買う必要も無し。
専任シェフを雇い入れる必要も無し。
仕込み時間も無し。
かかるコストは、調理済みケバブ肉の仕入れ代だけ!
加熱するだけでOKの完成品で、味は仕上がっています(本当に自信があります)から、あとはあなたのお店のメニューと、どう絡めるか?←ここだけです!
なんか(新メニュー考案)やらなアカンねん。
わかってるねん。
わかってるけどホンマ時間無いねん。
っておっしゃっている料理人さんは、少なくありません。
そんな時は、あなたのお店のメニュー表の写真をお送りいただければ、私たちも一緒に考えさせていただきます。当店まで、ぜひお気軽にご相談ください。
みやこ・けばぶを上手く使って、
あなたのお店の売上UP&お客さんの満足度UPにお役立てください!